C.C. Jensen(CJC)/OCM 15

目次
C.C.JensenのOCM15 製品画像
引用元:C.C.Jensen公式HP https://www.cjc.de/en/oil-contamination-monitor/

本記事では、C.C.Jensenが提供するオイルコンタミネーションモニター「OCM15」の特徴や活用例を紹介します。

パーティクルカウンタ・水分センサ・温度センサを一体化した本製品は、Oil Care Systemと組み合わせてオフライン回路で油の状態をリアルタイムに連続監視し、予防保全と保全コストの最適化につなげる製品です。

OCM15の強み

オフライン回路での安定測定で
ノイズのない正確なデータを取得

OCM15は、Oil Care Systemと組み合わせてオフライン回路に設置するオイルパーティクルカウンタです。一定の流量・安定した低圧条件のもとで測定するため、粘度や気泡、油の状態に左右されない正確な計測を実現します。鉱油・石油系流体に対応しており、気泡の多い油でも安定して測定できます。

オフラインフィルトレーションと組み合わせることで、油中の粒子・水分・酸化劣化物の除去と同時にモニタリングを行える点が特徴です。汚染除去と状態監視を一体で運用できるため、効率的な油管理体制の構築につながります。

パーティクルカウンタ+水分+温度の
3センサ一体型で油の総合状態を把握

OCM15は、粒子計測(4〜250µmの8段階、ISO 4406 / NAS 1638 / SAE AS 4059対応)、水分計測(相対湿度 rF%)、温度計測を1台で同時に行えます。ISO 11171に基づく校正により高精度な測定値を維持し、繰り返し精度は0.5 ISOコードと安定した計測が可能です。

RS 485 Modbus RTUを標準搭載しており、SCADA/PLCなど既存の制御システムとの連携が容易です。オプションではUSBデータ転送(View Software)やクラウド監視アプリケーション(T2render)にも対応しており、運用環境に合わせた柔軟なデータ管理が行えます。

OCM15の活用例

油圧システムの汚染監視で
突発停止を防止

産業用油圧機器では、油関連の設備故障のうち約80%が汚染油に起因するとされています。OCM15を導入し油中の粒子・水分を常時監視することで、異常兆候を早期に検知し、計画的なメンテナンスへ移行できます。

個別のアプリケーションや機械ごとに限界値を設定でき、リアルタイムのデータロギングにより早期警報システムとして機能します。突発停止の防止と部品寿命の延長により、トータルコストの削減が期待できます。

風力・船舶など遠隔設備での
オイル状態リモート監視

風力発電のギアボックスや船舶のエンジンなど、頻繁にアクセスできない遠隔設備では、油の状態を継続的に把握することが課題となっています。 OCM15は、クラウド監視アプリケーション「T2render」を活用することで、遠隔地でも油の粒子・水分・温度データをリアルタイムで確認できます。

連続的なトレンドデータの蓄積により、オイル交換時期の最適化やフィルター交換の判断材料として活用でき、油寿命の延長とコスト削減に寄与します。

OCM15の仕様

C.C.JensenのOCM15 製品画像
引用元:C.C.Jensen公式HP https://www.cjc.de/en/oil-contamination-monitor/
計測方法 記載なし
検出粒子径範囲 4~250µm(8段階)
1回の計測液量 要問合せ
計測可能粘度 1,000cSt
外形寸法 記載なし
重量 記載なし

OCM15のサポート体制・
校正サービスについて

C.C.Jensenは、70年以上にわたりオイルフィルトレーション分野で事業を展開してきた専門企業です。
単なるフィルター供給にとどまらず、汚染源の特定・フィルトレーション設計・効果測定まで一貫してサポートする体制を構築しています。油分析やシステムレビューを通じて最適なソリューションを提案できる点が強みです。

OCM15のセンサーモジュールは少なくとも2年ごとの再校正が推奨されています。再校正はセンサーモジュール交換方式で行われ、校正済みモジュールが届いた後に旧モジュールを返送する流れです。返送時の送料は校正費用に含まれるため、現場での作業負担を抑えながら計測精度を維持できます。

再校正に合わせてストレーナーの点検・洗浄ガイドも提供されており、メンテナンスに必要な情報が整備されています。標準化された12ステップの交換手順により、スムーズな対応が可能です。

OCM15のまとめ

汚染油による設備故障リスクを抑えながら、計画的な保全とコスト最適化を実現したい現場に適した製品です。

パーティクルカウンタ・水分センサ・温度センサの3センサ一体型により、油の総合的な状態をリアルタイムで把握できます。
Oil Care Systemとの連携でオフライン回路での安定測定と汚染除去を一体運用でき、RS 485 Modbus RTUによるSCADA/PLC連携やクラウドアプリケーション「T2render」による遠隔監視にも対応しています。

当メディアでは、設備の状態モニタリング、巡回点検、原因分析など用途別におすすめのオイルパーティクルカウンタを紹介しています。各製品の違いを見比べて、自社に合う製品を選ぶ参考としてください。

C.C.JENSENの会社概要

会社名 C.C.JENSEN A/S
本社所在地 ロヴホルメン13番地、5700 スヴェンボー、デンマーク
【代理店】神奈川県横浜市中区翁町1-6-12(アメロイドジャパンサービス株式会社)
電話番号 記載なし
【代理店】045-641-4041
URL https://www.cjc.dk/
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選
設備状態モニタリング
変化を連続的に
捉えたいなら
PI-1000(東陽テクニカ)
東陽テクニカ公式サイト
※画像引用元:東陽テクニカ公式サイト(https://www.toyo.co.jp/lp/las/)
状態変化をトレンドで
捉えられる計測方式

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。

設備固有の摩耗特性に合った
粒度で最適化

装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。

遠隔でチェックしながら
自動でログ蓄積

PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 5~150µm
1回の計測液量 約20ml
計測可能周囲温度 RT(室温)~60℃
外形寸法 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm)
重量 約22kg
巡回点検
清浄度をその場で
判定したいなら
Icount LaserCM(Parker)
Parker公式サイト
※画像引用元:Parker公式サイト(https://ph.parker.com/jp/ja/product-list/icount-lasercm-portable-particle-counter)
現場のどこでも使えるポータブル式

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。

ISO/NAS表示で
2分後には結果が出る

測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。

複数の油種を1台で計測可能

鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 -
1回の計測液量 -
計測可能周囲温度 -
外形寸法 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm
重量 8kg
原因分析
不良原因や摩耗の種類まで
突き止めたいなら
LaserNet 200(Spectro Scientific)
Spectro Scientific公式サイト
※画像引用元:Spectro Scientific公式サイト(https://www.spectrosci.com/product/lasernet-200-series)
4µm級まで検出し、
品質判断の見落としを防ぐ

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。

粒子の形まで見え
原因特定が早い

粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。

監査対応の証跡をまとめて出力

清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。

計測方式 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射)
検出粒子径範囲 4µm~100µm
1回の計測液量 数mL
計測可能周囲温度 -
外形寸法 -
重量 -
用途別オイルパーティクルカウンタ おすすめ3選
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選