
本記事では、Eatonが提供しているオイルパーティクルカウンタ「CCS 5」の特徴や活用例を紹介します。
油圧・潤滑システム中の固体汚染粒子のサイズ分布・水飽和度・流体温度を測定できるモバイル型の本製品は、コンポーネントの摩耗分析や国際規格に基づく汚染度評価、早期の損傷検出に活用できる製品です。
CCS 5は約9.8kgの軽量設計で、現場への持ち運びが容易なモバイル型のコンタミネーション制御システムです。IP67(カバー閉時)の防塵防水性能を備えており、粉塵や水しぶきが発生する過酷な現場環境でも使用できます。
7インチのカラータッチスクリーンは手袋を着用したままでも操作が可能です。加圧インライン運転(22〜5,000 psi)と非加圧サンプリングの両方に対応しており、稼働中のシステム計測からタンクの抜き取り検査まで柔軟に活用できます。リチウムポリマー充電式バッテリーを搭載し、吸引モード時の持続時間は前モデル比で50%向上しています。
CCS 5は、ISO 4406:99・NAS 1638・SAE AS 4059に準拠した汚染度クラス評価が可能です。レーザーセンサーによる光学式粒子計測により、粒子サイズ200µm以下・最大24,000粒子/1mLの範囲で正確なサイズ分布を把握できます。
粒子数に加えて、水飽和度・温度・理論含水量(ppm)の同時モニタリングにも対応しています。油液の総合的な健全性を評価できるため、汚染度だけでは捉えにくい劣化の兆候も把握が可能です。自動測定プログラム(単発・連続・周期・オンライン)を備え、用途に応じた計測が行えます。
油圧システムの汚染度ベースラインを確立し、定期的にモニタリングすることで、摩耗や損傷の兆候を早い段階で検出できます。
CCS 5は加圧モードでのインライン計測に対応しており、稼働中のシステムをリアルタイムで監視することが可能です。ISO 4406・NAS 1638・SAE AS 4059の規格に基づいた数値で汚染状態を可視化できるため、メンテナンス判断に客観的な根拠を持たせられます。
約9.8kgの軽量設計を活かし、複数の拠点や設備の汚染状態を巡回しながらチェックする活用にも適しています。
内部メモリには最大100,000測定ポイントのデータを蓄積でき、USB転送やLabVIEWデータマネージャーソフトウェア(Excel出力対応)を通じて測定データの一元管理・傾向分析が行えます。オプションのサーマルプリンターを使用すれば、現場でハードコピーの測定結果を即座に出力することも可能です。

| 計測方法 | レーザーセンサーによる光学式粒子計測 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 200µm以下 |
| 1回の計測液量 | 記載なし |
| 計測可能粘度 | 記載なし |
| 外形寸法 | 425×284×155mm(長さ×幅×高さ) |
| 重量 | 約9.8kg |
Eatonは、液体フィルトレーション分野において幅広いソリューションを提供しているメーカーです。
油圧汚染管理にとどまらず、産業用・プロセス用のフィルトレーション技術を多岐にわたって展開しており、現場の課題に応じた製品選定を支援する体制を整えています。
CCS 5に関する技術的な問い合わせや導入相談は、Eaton公式HPの問い合わせ窓口を通じて対応が可能です。
校正やメンテナンスなど導入後のサポートについても、Eaton公式HPまたは販売代理店にて確認できます。
デモ機やレンタル機の提供有無については、詳細はEaton公式HPまたは販売代理店にお問い合わせください。
導入前に実機での検証を希望する場合は、事前のご相談をおすすめします。
油圧・潤滑システムの汚染管理を現場で完結させたい保全担当者に適した製品です。
約9.8kgの軽量モバイル設計と高い防塵防水性能により、過酷な環境でも持ち運んで計測が行えます。
ISO 4406・NAS 1638・SAE AS 4059に準拠した汚染度評価に加え、水飽和度や温度の総合モニタリングにより油液の状態を多角的に把握できます。
ベースラインの確立から継続モニタリングまで対応し、損傷の早期発見と適切なメンテナンスタイミングの判断を支援します。
複数設備の巡回点検からインラインでのリアルタイム計測まで、幅広い用途に対応する汎用性を備えています。
当メディアでは、設備の状態モニタリング、巡回点検、原因分析など用途別におすすめのオイルパーティクルカウンタを紹介しています。各製品の違いを見比べて、自社に合う製品を選ぶ参考としてください。
| 会社名 | Eaton Corporation plc(イートン コーポレーション) |
|---|---|
| 本社所在地 | イートンハウス、ペンブロークロード30番地、ダブリン4、アイルランド、D04 Y0C2 |
| 電話番号 | +353 1637-2900 |
| URL | https://www.eaton.com/ |

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。
装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。
PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 5~150µm |
| 1回の計測液量 | 約20ml |
| 計測可能周囲温度 | RT(室温)~60℃ |
| 外形寸法 | 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm) |
| 重量 | 約22kg |

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。
測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。
鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | - |
| 1回の計測液量 | - |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm |
| 重量 | 8kg |

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。
粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。
清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。
| 計測方式 | 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射) |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 4µm~100µm |
| 1回の計測液量 | 数mL |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | - |
| 重量 | - |