
オイルパーティクルカウンタは、「連続で変化を追いたいのか」「その場で合否を判断したいのか」「原因まで突き止めたいのか」で、選ぶべき機種が大きく異なります。
このサイトでは、これら3つの用途に沿っておすすめの製品を違いがひと目で分かるように紹介します。

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。
装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。
PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 5~150µm |
| 1回の計測液量 | 約20ml |
| 計測可能周囲温度 | RT(室温)~60℃ |
| 外形寸法 | 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm) |
| 重量 | 約22kg |

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。
測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。
鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | - |
| 1回の計測液量 | - |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm |
| 重量 | 8kg |

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。
粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。
清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。
| 計測方式 | 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射) |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 4µm~100µm |
| 1回の計測液量 | 数mL |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | - |
| 重量 | - |

PI-1000は配管に据え付けて連続的に計測できるため、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的な変化を把握。
発電・風力・製鉄のように設備を止めにくい現場でも、運転しながら状態の推移を追えるため、いつ変化が始まったかを読み取れる状態監視が可能になります。
設備ごとに重要となる粒子サイズは異なるため、PI-1000では任意の測定レンジを8つ設定可能。固定された粒度では判断しにくい微妙な変化も捉えやすく、逆にノイズによる過剰反応も避けることができ、必要な情報だけを拾い、状態変化を見落としにくい運用の実現につながります。
PCから遠隔で状態の傾向を確認できるため、夜間や遠隔設備でも変化を見落としにくい監視体制を目指せます。
履歴データはLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業による負担を削減。複数拠点でも同じ指標でトレンドを比較・共有しやすく、状態モニタリングの一貫性が高まります。
| 計測方式 | 光遮蔽法 | 検出粒子径範囲 | 5~150µm |
|---|---|---|---|
| 1回の計測液量 | 約20ml | 外形寸法 | 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm) |
| 重量 | 約22kg |
現場の油種・流量・運転条件と本当に相性が合うのか、事前に確かめられるようにデモ機の貸し出しを用意※。
カタログスペックだけでは判断しにくい「ノイズの出方」や「傾向変化の見え方」まで事前に把握できるため、導入後の想定違いを防ぎやすくなります。
年1回の保守・校正では、内部の分解洗浄まで含めて計測精度を維持する仕組みを整えています。さらに、摩耗粉データのどこからが異常かを読み解くことまでフォロー。必要に応じて傾向判定や運用アドバイスも行うため、数値の解釈が属人化しにくく、運用を安定させやすくなります。

精密計測と状態監視に
強いメーカー
東陽テクニカは、振動・温度・電磁環境・油中粒子など、機械や設備の状態を数値で見える化する技術を得意とする企業です。産業向け計測機器の導入支援と運用サポートに知見があり、オイルパーティクルカウンタの活用や予知保全の仕組みづくりまで一貫して支援できる体制を持っています。
| 企業名 | 株式会社東陽テクニカ | 本社所在地 | 東京都中央区八重洲1-1-6 |
|---|---|---|---|
| URL | https://www.toyo.co.jp/ |

重量約8kgのポータブル式パーティクルカウンタのため、点検者が装置を持って現場を回りながら測定できます。電源や設置スペースを気にせず、成形機の裏や油圧ユニット周辺、建設機械ヤードなど、その場で清浄度を確認できる点が特徴。
設備を止めたり、油を持ち帰って分析する必要がなく、巡回点検の動線にそのまま組み込めるため、短時間で複数設備をチェックしたい現場に向いています。
測定からわずか2分でISO4406/NASなどの清浄度コードを表示できるため、結果待ちによる手戻りが発生しません。点検中に異常をその場で判断でき、後日ラボ結果を待つ運用と比べ、見逃しや対応遅れを防ぎやすいのがメリット。
さらに、データは本体に保存・印刷も可能なため、点検記録として即座に残すことができ、書き写しや入力ミスを防げるだけでなく、点検後の整理作業を削減します。
Icount LaserCMは、鉱油系作動油だけでなく、燃料油やリン酸エステル系(Skydrol)にも対応しています。工場設備、建設機械、油圧装置が混在し、設備ごとに油種が異なる現場でも、機器を使い分ける必要がなく、1台で巡回点検が可能。
油種ごとに計測器を切り替える手間や管理コストを抑え、点検業務がシンプルになります。
| 計測方式 | 光遮蔽法 | 検出粒子径範囲 | - |
|---|---|---|---|
| 1回の計測液量 | - | 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm | 重量 | 8kg |
Parkerは製品マニュアルや専用ソフトウェアを含め、現場での運用を前提とした情報・ツールを提供。廃番後もProduct Supportページを通じて、サポート情報や代替製品を確認できる体制が用意されています。
導入後は、認定されたParkerサービスセンターによる年次再校正に対応しており、計測器として必要な精度維持を前提とした運用が想定されています。あわせて、世界規模でのサービス・技術サポートを受けられます。

流体管理・状態監視を軸とした
モーション制御メーカー
油圧・空圧・ろ過・流体管理などのモーション&コントロール技術を中核に、産業機械から航空宇宙分野まで幅広い市場に製品とソリューションを提供するグローバルメーカーです。世界45か国に拠点を持つ事業基盤※と、認定サービスセンターや代理店ネットワークを通じたサポート体制を備え、機器の導入から保守・校正までを前提とした製品展開を行っています。
| 企業名 | Parker Hannifin | 本社所在地 | 東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス16F(JAPAN PARKER GROUP 天王洲オフィス) |
|---|---|---|---|
| URL | https://www.parker.com/jp/ja/home.html |

4µmクラスの微小粒子から100µmまでを安定して測定できるオイルパーティクルカウンタです。初期の摩耗や汚染は微小粒子の増加として現れることが多く、粒度の粗い測定では見過ごされがちです。
LaserNet 200では高分解能で粒子数を把握できるため初期異常を捉えやすく、数値だけでなく根拠を示した判断が求められる品質保証や原因分析などの現場に適しています。
粒子を画像として取得し、形状から摩耗の種類を自動分類できる点も大きな特徴です。レーザー照射とCCDカメラによるダイレクトイメージング方式により、粒子のシルエットをそのまま捉えます。
取得した粒子画像は、AIにより、切削摩耗、摺動摩耗、疲労摩耗、非金属粒子、水滴・気泡・繊維といったカテゴリに自動分類。摩耗の種類と進行度を把握でき、原因特定から再発防止に向けた検討までを効率化できます。
ISO 4406 などの清浄度コード、粒子数・粒径分布データ、摩耗粒子の画像、粒子形状の分類結果、鉄系摩耗粉濃度(ppm、FWSIなど)の情報を一つのレポートとして出力できます。
数値データに加えて粒子画像という客観的な根拠を示せるため、社内監査や顧客への品質説明、トラブル報告書の作成において、判断の妥当性を説明しやすく、報告・説明にかかる負担を軽減できます。
| 計測方式 | 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射) | 検出粒子径範囲 | 4µm ~ 100µm |
|---|---|---|---|
| 1回の計測液量 | 数 mL | 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | - | 重量 | - |
国内代理店では、使用する油種、測定目的(清浄度管理/原因分析/研究用途など)に応じて、シリーズのモデル選定や測定条件の考え方を事前にサポートします。粒径や判断指標など、導入前に迷いやすいポイントを整理したうえで運用設計ができます。
定期的な校正や保守対応に加え、取得した粒子データや摩耗傾向の読み解きのサポートを提供。数値を出すだけでなく、変化の捉え方や摩耗兆候の解釈までフォローが受けられるため、研究部門・品質保証部門・トラブル解析用途でも運用しやすい装置です。

オンサイト油分析を軸に
設備状態監視を支える
分析機器メーカー
潤滑油・燃料・作動油などの流体分析に特化した分析機器メーカーで、1983年の創業以来、オンサイトでのオイル分析を軸に、設備状態を把握するための計測技術を開発してきました。産業分野をはじめ、航空宇宙、エネルギー、研究機関などで、設備状態監視やCBMのツールとして採用されています。※
| 企業名 | Spectro Scientific(販売代理:三洋貿易株式会社) | 本社所在地 | One Executive Drive, Suite 101, Chelmsford, MA 01824-2563, USA(東京都千代田区神田錦町2-11) |
|---|---|---|---|
| URL | https://www.spectrosci.com/(https://www.sanyo-si.com/) |
国内外のメーカーが取り扱うオイルパーティクルカウンタを紹介。製品ごとの特徴が把握できます。自社の管理目的や設備環境にマッチする製品候補を効率的に絞り込むための、導入検討の出発点としてお役立てください。

設備の稼働中も連続的にオイルの状態を測定可能なオイルパーティクルカウンタです。摩耗粉の発生トレンドを追跡することで、突発的な故障リスクを低減。予兆を捉えてメンテナンス時期を適正化したい現場に向いています。
| 公式サイト |
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| https://www.toyo.co.jp/ |

90秒ほどでオイル中の汚染度を測定し、ISO4406やNAS1638などの国際規格に基づいた等級表示が可能です。流速オートコントローラーによる安定した操作性も特徴。幅広い産業現場で高精度な管理を実現する一台です。
| 公式サイト |
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| https://www.intechno.co.jp/ |

現場への持ち運びが容易なポータブル型「LPA3」と、設備の常時監視に適した「ICM」をラインナップ。建機整備のノウハウを活かし、巡回点検から24時間監視まで、現場の運用ニーズに合わせた測定環境を提案します。
| 公式サイト |
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| https://www.maruma.co.jp/ |

鉱油系から生分解性作動油まで多様な油種に対応するオイルパーティクルカウンタです。微細な汚れだけでなく、水分混入の影響も監視可能。最大で42MPaの高圧ラインにも対応し、設備の状態をリアルタイムで監視し続ける装置です。
| 公式サイト |
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| https://www.ifm.com/jp/ja |

1回の測定でISO規格とNAS等級など、新旧異なる規格の評価値を同時に取得できるラボ用モデルです。独自の脱泡機構により気泡の影響を排除し、高精度な測定を実現。油圧作動油から燃料、洗浄液まで、幅広い流体の清浄度評価に対応します。
| 公式サイト |
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| https://moessner.co.jp/ |

インラインやポータブル測定に対応できる柔軟性があり、現場の状況に応じた使い分けが可能。水分センサ搭載モデルなどを組み合わせることで、粒子の汚染度だけでなく、オイル劣化の指標となる水分値も取得できる多機能な構成です。
| 公式サイト |
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| https://www.oil-particle-counter.jp/ |

自動測定により人為ミスを防ぐ「AvCount 3」や、現場でラボレベルの精度を発揮する小型モデル「ERACOUNT XS」などを展開。航空燃料から潤滑油まで多様なサンプルの清浄度管理に強みを持ち、用途に合わせた選択ができます。
| 公式サイト |
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| https://www.j-stm.co.jp/ |

粒子をカメラで撮影・解析する画像解析法を採用しています。粒子の数やサイズに加え、切削や疲労といった形状分類まで可能。摩耗の原因特定に貢献します。校正不要で再現性の高いデータが得られ、設備の異常診断をサポートしてくれるのも特徴です。
| 公式サイト |
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| https://www.sanyo-si.com/ |

現場での機動力を発揮するポータブル型から、医薬品の品質管理に対応したラボ機まで、多彩なラインナップを展開。多種類の液体に対応する柔軟性と、各国の薬局法やFDA規制に準拠できる高い測定精度で、厳格な品質管理を支援します。
| 公式サイト |
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| https://www.beckmancoulter.co.jp/ |

Wi-Fi接続により、汚染度・水分・温度を24時間リアルタイムで遠隔監視できるオンライン設置型モデルです。異常を即座に検知するアラート機能も備え、止められない設備の常時モニタリング基盤として、トラブルの未然防止に貢献します。
| 公式サイト |
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| https://www.mpfiltri.com/ |

設備の常時監視を担うインライン型「CS 1000」と、現場へ持ち運べるポータブル型「FCU 1000」を展開。ISOやNASなどの国際規格に対応した清浄度表示が可能で、定置観測から巡回点検まで、現場の多様なニーズに応える汎用性の高い製品シリーズです。
| 公式サイト |
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| https://www.hydac.com/ |

わずか1.3kgの小型・軽量設計で、設置スペースの限られた建機や設備へスムーズに導入できるカウンタです。汚染レベルをLEDやデジタル表示で直感的に可視化できるため、稼働中のシステム異常を即座に把握し、迅速なメンテナンス判断を支援します。
| 公式サイト |
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| https://ph.parker.com/jp/ja/ |
機械の故障を防ぐために欠かせないオイルの清浄度の重要性を解説。目に見えない汚れを数値化する測定方法やコンタミネーション対策、日常点検のポイントを整理し、設備保全の質を高めるための知識を提供します。

清浄度を表す「ISOコード」や「NAS等級」の読み方と、質量法・粒子計数法という主な測定手段の違いをまとめました。また、作動油や潤滑油など油種ごとの特性を踏まえた、正確なサンプリングを行うための注意点についても詳しく紹介しています。

油圧機器トラブルの要因である「コンタミネーション(異物混入)」の発生メカニズムとリスクを解説。フィルタ管理や侵入経路の遮断など、現場で実践できる具体的な対策を提示し、故障を未然に防ぐためのアクションを促します。

潤滑油の種類や役割、酸化・熱による劣化の仕組みを解説。日常的な点検項目や適切な交換サイクル、保管環境の整備など、オイルの性能を維持し機械寿命を延ばすために、現場で標準化すべきメンテナンスの基本をまとめました。
潤滑油中に発生する「摩耗粉」は、設備内部の異常を知らせるサイン。放置すれば突発停止や重大故障を招くこともあります。摩耗粉の早期検知・監視について、予知保全の観点から方法や重要性をまとめました。

試作品評価における予期せぬ破損は、開発コストと時間の浪費に繋がります。オイル中の摩耗粉の監視によって、完全破損に至る前に初期摩耗の兆候を捉え、破損を防ぐことが可能です。非破壊評価の手法とそのコストメリットを紹介します。

摩耗粒子の「サイズ(粒径)」や「数」の分布には、機械内部の損傷が反映されます。粒径分布の偏りや時系列での増減トレンドを読み解き、異常の進行度や発生原因を推定するためのデータ分析のポイントをまとめました。
配管に直接接続して稼働中の変化をリアルタイムで追う「インライン方式」と、採取したサンプルを精密に分析する「オフライン方式」の2種類があります。それぞれの測定原理やメリット、注意点を整理し、現場の目的に応じた使い分け方を解説します。
作動油や潤滑油に含まれる微細な粒子を測定し、ISOコードをはじめとする清浄度コードで数値化する装置です。物理的な汚れを監視することで、機械内部の摩耗やコンタミネーションによる故障予兆を早期に捉える仕組みや、他の分析機器との役割の違いについて解説します。

高額な機器導入に不安がある場合、購入前に実機を試せるレンタルやデモ機貸出サービスの利用が有効です。現場環境で測定精度や使い勝手を確認できるため、導入後のミスマッチ防止にも。レンタル・デモ機貸出サービスを提供しているメーカーや、対象の機種をまとめました。

予知保全への意識の高まりを背景に、世界的に市場は拡大傾向にあります。特に設備を止めることなく常時監視できるインライン方式の需要が伸長。日本を含むアジア太平洋地域での成長動向や、主要なグローバルメーカーのシェアなど、市場を取り巻く動向を解説します。

酸価や粘度で「油の寿命」を測るオイル測定器に対し、パーティクルカウンタは粒子汚れを監視して「機械の異常」を検知する装置です。それぞれの測定項目や目的の違いを明確にし、トラブルを未然に防ぐためにどちらをどう活用すべきか、役割分担のポイントを整理します。