東陽テクニカ/PI-1000

目次
東陽テクニカのPI-1000 製品画像
引用元:東陽テクニカ公式HP
https://www.toyo.co.jp/lp/las/

本記事では、東陽テクニカが扱っているオイルパーティクルカウンタ「PI-1000」の特徴や活用例を紹介します。

油中の微粒子を運転中に連続計測できる本製品は、異常の予兆を捉えることでメンテナンス時期を最適化し、しゅう動部品の寿命延長とトータルコスト削減につなげる製品です。

PI-1000の強み

変化を線で把握し、過不足のない
メンテナンス判断へ

抜き取り検査のような「点」ではなく、連続したトレンド(線)として油の状態変化を追えるため、「いつから」「どの程度」変化しているかを把握できます。内部の脱泡機構と専用ポンプにより、気泡や流量変動の影響を受けにくい安定した測定を実現。ノイズの少ないデータを継続的に蓄積できるため、微細な変化も捉えやすくなります。

潤滑油の状態を正確に把握できることで、必要以上のオイル交換や部品交換を避け、過不足のないメンテナンス判断によるコスト最適化につながります。

特定粒子の挙動を追跡して
故障予知の精度を高める

5~150µmの粒子を検出し、装置ごとに異なる摩耗粒子サイズに合わせて8つの測定レンジから任意のしきい値を設定することで、装置の摩耗に関わる特定サイズの粒子だけを重点的に追跡
摩耗が進行する際に増える粒子の変化を継続的に追うことで、故障の兆候を早い段階で見つけられます。

また、EMC対策済みPLCの採用により電気的ノイズが多い環境でも安定した計測の維持が可能です。
鱗片状の摩耗粉にも対応する測定方式が複雑な摩耗パターンでも信頼性の高いデータを提供。微細な変化も捉えることで、故障予知の精度が向上します。

PI-1000の活用例

潤滑油の常時監視で
焼き付き事故を未然に防止

エンジンやミッションでは、運転中の摩耗粉を抜き取り検査だけで追うのが難しく、焼き付きリスクの前兆を見逃しやすいのが課題です。

PI-1000を設置すれば、摩耗粉をインラインで常時監視し、特定粒子の増加などの異常兆候を早期に捉えられます
適切なタイミングで油交換やフィルタ交換が行え、焼き付き防止と部品寿命を維持。不要な廃油を減らすことでSDGsの達成にもつながります。

遠隔設備の潤滑油監視で
交換タイミングを判断しやすい

洋上風力設備では、現場へ頻繁に向かえないため、ギアボックスや発電装置の潤滑油状態を継続的に把握することが難しいという課題があります。
PI-1000は、抜き取り検査では捉えにくい変化も見逃しません
脱泡機構とEMC対策により、気泡や電気ノイズの多い環境でも安定したデータを取得できるため、潤滑油の交換時期を判断するための材料として活用できます。

参照:ワン・テクノロジーズ・カンパニー公式HP(https://www.toyo.co.jp/lp/las/

PI-1000の仕様

東陽テクニカのPI-1000 製品画像
引用元:東陽テクニカ公式HP
https://www.toyo.co.jp/lp/las/
計測方法 光遮蔽法
検出粒子径範囲 5~150µm
1回の計測液量 約20mL
計測可能粘度 ~2,400cSt、計測稼働温度 RT(室温)~60℃
外形寸法 高さ290(+脚15)× 幅285 × 奥行390(mm)
重量 約22kg

PI-1000のサポート体制・
デモ・レンタル機について

東陽テクニカは、振動・温度・電磁環境など多岐にわたる計測技術を扱っています。
油中粒子計測にとどまらず、設備保全全体を見据えた広い技術的知見を有しており、現場の課題解決を支援する体制が整っているのが特徴です。

導入後のサポートも手厚く、年1回の保守・校正(分解洗浄含む)によって機器精度を維持。
摩耗粉データの読み方や傾向判定のアドバイスも受けられるため、専門知識に不安がある場合でもスムーズな運用が行えます。

検討時には、別途費用にて1~3か月の実機レンタルが可能。
期間は柔軟に調整でき、油種や流量、設置条件との相性を事前に確認できるため、ミスマッチを防いで導入へ進めます。

PI-1000のまとめ

設備停止のリスクを抑えながら、保全コストの見通しを立てたい現場に適した製品です。

特徴である「インライン連続監視」により、抜き取り検査では把握しにくかった摩耗の初期兆候を継続的に捉えることができます。
独自の脱泡技術や耐ノイズ設計、任意のしきい値設定により、現場環境の影響を受けにくく、必要な変化を安定して検出します。

計測データはLAN経由で自動的に蓄積されるため、拠点ごとに記録方式がバラつくことなく、同じ指標で状態を比較できます。
そのため、複数の発電設備や遠隔地の風車など、分散した設備を担当する保全責任者に適しています。

当メディアでは、設備の状態モニタリング、巡回点検、原因分析など用途別におすすめのオイルパーティクルカウンタを紹介しています。各製品の違いを見比べて、自社に合う製品を選ぶ参考としてください。

東陽テクニカの会社概要

会社名 株式会社東陽テクニカ
本社所在地 東京都中央区八重洲1-1-6
電話番号 03-3279-0771
URL https://www.toyo.co.jp/
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選
設備状態モニタリング
変化を連続的に
捉えたいなら
PI-1000(東陽テクニカ)
東陽テクニカ公式サイト
※画像引用元:東陽テクニカ公式サイト(https://www.toyo.co.jp/lp/las/)
状態変化をトレンドで
捉えられる計測方式

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。

設備固有の摩耗特性に合った
粒度で最適化

装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。

遠隔でチェックしながら
自動でログ蓄積

PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 5~150µm
1回の計測液量 約20ml
計測可能周囲温度 RT(室温)~60℃
外形寸法 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm)
重量 約22kg
巡回点検
清浄度をその場で
判定したいなら
Icount LaserCM(Parker)
Parker公式サイト
※画像引用元:Parker公式サイト(https://ph.parker.com/jp/ja/product-list/icount-lasercm-portable-particle-counter)
現場のどこでも使えるポータブル式

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。

ISO/NAS表示で
2分後には結果が出る

測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。

複数の油種を1台で計測可能

鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 -
1回の計測液量 -
計測可能周囲温度 -
外形寸法 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm
重量 8kg
原因分析
不良原因や摩耗の種類まで
突き止めたいなら
LaserNet 200(Spectro Scientific)
Spectro Scientific公式サイト
※画像引用元:Spectro Scientific公式サイト(https://www.spectrosci.com/product/lasernet-200-series)
4µm級まで検出し、
品質判断の見落としを防ぐ

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。

粒子の形まで見え
原因特定が早い

粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。

監査対応の証跡をまとめて出力

清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。

計測方式 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射)
検出粒子径範囲 4µm~100µm
1回の計測液量 数mL
計測可能周囲温度 -
外形寸法 -
重量 -
用途別オイルパーティクルカウンタ おすすめ3選
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選