
本記事では、インテクノス・ジャパンが提供するオイルパーティクルカウンタ「LCM30」について、特徴や技術的ポイント、活用シーン、サポート体制などを紹介します。
LCM30は、作動油や潤滑油に含まれる異物(コンタミ)を現場で手軽に測定できる装置。油圧機器を扱う幅広い分野で利用されています。
オイル中のコンタミを約90秒で測定可能。測定結果は、ISO4406、NAS1638、AS4059 などの国際的な汚染度等級に対応した形式で表示・印字されます。1mL中の粒子数を粒径範囲(≧4、≧6、≧14µmなど)ごとに区分し、それぞれにスケール番号(0~28)を割り当てた3桁のコードで示します。
測定から結果確認までを現場で完結できるため、油圧トラブルや潤滑機器の摩耗原因として大きな割合を占めるとされる「油中のコンタミ」を、粒径と粒子数の両面から把握できます。
LCM30はオイル専用に設計されており、品質評価や状態確認を効率化するとともに、オイルや設備機械の寿命を見極めるための判断材料としても活用できます。
実機ラインで発生しがちな流量変動や油種差による計数バラつきを抑えるため、流速を自動制御する流速オートコントローラーを搭載。手元の条件に合わせて毎回流速を微調整する必要がなく、現場負荷を抑えながら再現性を調整できます。
測定方式は光遮蔽式自動粒子計数法。既存設備の監視やトラブルシュートで一般的に使われる方式と同じため、現行の管理基準とも整合を取りやすく、導入後も運用がブレにくい構成です。
光学系には幅5µmスリットを持つMOWC(Masked Optical Window Cell)を採用し、粒子を1カウントずつ確実に捉える設計。高濃度域や粘度の高い油で起こりやすい「抜け」や「二重カウント」を抑え、現場で必要とされるレベルの安定したデータを得られるよう配慮されています。
LCM30は、迅速な測定と扱いやすさを活かし、作動油や潤滑油の清浄度管理が必要な現場で幅広く利用されています。
主な活用分野は、製鉄、非鉄金属、化学プラント、オイル精製、宇宙関連機器、精密部品製造などです。油中コンタミの管理が設備トラブルの低減や品質安定に直結するため、現場チェック用として役立っています。
加えて、フィルタ試験、潤滑装置の管理、油圧機器、重工業、造船、鉄道、食用油の管理など、多様な用途でも使用。清浄度を定量的に把握したい現場にとって、導入しやすいツールです。

| 計測方法 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | MTD校正≧4,≧6,≧14,≧21,≧25e,≧30,≧38,≧70e µm ACFTD校正:≧2,≧5,≧10,≧15,≧20e,≧25,≧50,≧100e µm |
| 1回の計測液量 | 記載なし |
| 計測可能粘度 | 約200cSt程度 |
| 外形寸法 | 記載なし |
| 重量 | 8kg(ケース:10kg) |
国内で修理・校正・サポートを受けられる体制が整っており、校正はサービスセンターとの日程調整後、通常5営業日以内で完了。導入後のメンテナンス性を重視する現場でも扱いやすい運用フローです。
清浄度評価や監査対応など、期間を限定して機材が必要な場面では、レンタルサービスの利用が可能。最短1週間から借りられ、テスト導入や一時的な増設用途に使用できます。自社との相性のほか、使用頻度を抑えて固定資産税対策をしたい場合にも便利です。
初回利用時は、有償の操作説明員派遣にも対応しており、受け入れ準備を短時間で済ませられます。
また、ISOトレーサビリティに対応しており、測定結果を外部提出する場合にも活用できるのがメリットです。
現場でのコンタミ測定では、測定に要する時間や、測定者による精度のばらつきが課題となるケースが少なくありません。
LCM30は、約90秒で国際規格に準拠した測定結果を得られるため、分析結果を待つ時間を短縮し、現場でのメンテナンス判断を迅速に行うことができます。
オートコントローラーによる安定した測定は、属人化しがちな管理業務を一定の基準で運用しやすくします。
故障の兆候を早い段階で把握することで、突発的なダウンタイムの発生を抑え、保全計画を立てるうえでの判断材料として活用できます。
国内拠点によるサポートやレンタルサービスも用意されており、導入前の検証から運用までを見据えて検討しやすい点も特徴です。
当メディアでは、設備の状態モニタリング、巡回点検、原因分析など用途別におすすめのオイルパーティクルカウンタを紹介しています。各製品の違いを見比べて、自社に合う製品を選ぶ参考としてください。
現場を熟知した技術提案と3部門連携による一貫サポートでLCM30の運用を支援。校正・修理にも対応し、迅速で信頼性の高いオイル管理を実現する体制を整えている企業です。
汚染度監視から高精度ろ過まで一貫したコンタミネーション管理を提供している代理店です。測定後の改善策まで提案でき、国内サポートで長期運用にも対応してくれます。
| 会社名 | 株式会社インテクノス・ジャパン |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-15-5 DSビル6F |
| 電話番号 | 03-3226-4009 |
| URL | https://www.intechno.co.jp/ |

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。
装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。
PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 5~150µm |
| 1回の計測液量 | 約20ml |
| 計測可能周囲温度 | RT(室温)~60℃ |
| 外形寸法 | 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm) |
| 重量 | 約22kg |

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。
測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。
鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。
| 計測方式 | 光遮蔽法 |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | - |
| 1回の計測液量 | - |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm |
| 重量 | 8kg |

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。
粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。
清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。
| 計測方式 | 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射) |
|---|---|
| 検出粒子径範囲 | 4µm~100µm |
| 1回の計測液量 | 数mL |
| 計測可能周囲温度 | - |
| 外形寸法 | - |
| 重量 | - |