Pall/PCM500

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Pall CorporationのPCM500 製品画像
引用元:Pall公式HP https://shop.pall.com/jp/ja/industrial-manufacturing/zidgri78m3w-00023

本記事では、Pall Corporationが提供する流体清浄度モニター「PCM500」の特徴や活用例を紹介します。

PCM500の強み

気泡や水分の影響を受けにくい測定方式

PCM500の大きな特徴は、JIS B 8673-3/ISO 21018-3に準拠した「フィルター目詰まり法」を採用している点です。一般的な光遮断式カウンタでは測定誤差の原因となりやすい、油中の気泡や水滴、流体の濁りといった要因に左右されず、正確な清浄度を測定できます。鉱物油や合成油だけでなく、水溶性流体にも対応しており、多様な流体管理において安定したデータ取得が可能です。

また、測定前には自動洗浄工程が組み込まれているため、前回測定した試料の残留による影響を抑え、信頼性の高い結果を得ることができます。

現場での利便性を追求した設計と操作性

本機は現場での使い勝手を考慮し、吸引ポンプを内蔵したコンパクトな設計となっています。タッチスクリーン方式のカラー液晶を採用することで、測定データの入力や条件設定が容易になり、清浄度の傾向分析もリアルタイムで確認可能です。

内蔵バッテリーにより、電源の確保が難しい場所でも約35回の測定を行えるほか、堅牢な専用ケースが付属しているため持ち運びの際も故障のリスクを軽減できます。さらに、モバイル機器へのデータ転送や別売のBluetoothプリンターによる出力など、測定後の記録管理を効率化する機能も備わっています。

PCM500の活用例

設備保全における常時監視と巡回点検

PCM500は、特定の重要設備に設置して常時モニターを行う用途と、持ち回りで複数の装置を巡回点検する用途の両方に対応します。最短6分で測定結果が得られるため、清浄度の変化を迅速に把握し、深刻なダメージが発生する前に適切なフラッシングやフィルター交換を実施できます。

PCM500の仕様

Pall CorporationのPCM500 製品画像
引用元:Pall公式HP https://shop.pall.com/jp/ja/industrial-manufacturing/zidgri78m3w-00023
計測方法 記載なし
検出粒子径範囲 4µm, 6µm, 14µm(ISO 16889基準での測定ポイント)
1回の計測液量 記載なし
計測可能粘度 1.5~450 cSt
外形寸法 400 × 260 × 250 mm
重量 約11kg

PCM500のサポート体制・デモ・レンタル機について

Pall Corporationは、世界各地にオフィスと製造拠点を展開するグローバルなフィルトレーション・分離技術企業です。
産業用流体管理に関する幅広い知見を有しており、流体清浄度モニタリングを含む設備保全の課題解決を支援する体制が整っています。

PCM500はフライトケースに収納された状態で出荷され、高圧・低圧両対応のオンラインサンプル監視用付属品がすべて本体内に収まっている自己完結型の製品です。
オプションのBluetoothプリンターキットを使用すれば、検査結果のハードコピー出力にも対応できます。

デモ機・レンタル可否や条件は明示されていないため、利用を希望する場合は問い合わせフォームなどからご確認ください。

PCM500のまとめ

PCM500は、フィルター目詰まり法を採用することで、気泡や水分の影響を受けずに流体清浄度を測定できるモニターです。最短6分でISO清浄度コードを表示し、温度や粘度の同時測定も可能です。

タッチパネルによる直感的な操作や内蔵バッテリー、専用ケースの付属により、現場への持ち運びから常時監視まで柔軟に対応します。正確なデータに基づく予防保全を実現し、システムの故障リスク低減に貢献します。

当メディアでは、設備の状態モニタリング、巡回点検、原因分析など用途別におすすめのオイルパーティクルカウンタを紹介しています。各製品の違いを見比べて、自社に合う製品を選ぶ参考としてください。

Pall Corporationの会社概要

会社名 Pall Corporation
本社所在地 25 Harbor Park Drive, Port Washington, NY 11050, USA
電話番号 +1 (516) 484-5400
URL https://www.pall.com/
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選
設備状態モニタリング
変化を連続的に
捉えたいなら
PI-1000(東陽テクニカ)
東陽テクニカ公式サイト
※画像引用元:東陽テクニカ公式サイト(https://www.toyo.co.jp/lp/las/)
状態変化をトレンドで
捉えられる計測方式

配管に据え付けてデータを自動取得する方式により、抜き取り式では捉えにくい摩耗粉の傾向的変化を計測。設備状態を点ではなく傾向で把握可能。

設備固有の摩耗特性に合った
粒度で最適化

装置ごとに異なる摩耗粒子のサイズに合わせて測定レンジを8つ設定可能。固定粒度では見逃してしまう変動も検知し、状態監視の精度が安定する。

遠隔でチェックしながら
自動でログ蓄積

PCから遠隔で状態変化の傾向を確認でき、夜間や遠隔設備でも見落としにくい。履歴はLAN経由で自動的に蓄積され、現場での記録作業を省ける。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 5~150µm
1回の計測液量 約20ml
計測可能周囲温度 RT(室温)~60℃
外形寸法 高さ290(+脚15)×幅285×奥行390(mm)
重量 約22kg
巡回点検
清浄度をその場で
判定したいなら
Icount LaserCM(Parker)
Parker公式サイト
※画像引用元:Parker公式サイト(https://ph.parker.com/jp/ja/product-list/icount-lasercm-portable-particle-counter)
現場のどこでも使えるポータブル式

電源不要のバッテリー駆動で、成形機の裏や建機ヤードなど、電源が取りにくい場所でもそのまま測定できる。

ISO/NAS表示で
2分後には結果が出る

測定後わずか2分でISO4406/NAS/AS4059の清浄度コードを表示するため、その場で結果が分かる。点検の流れを止めずに作業が完了する。

複数の油種を1台で計測可能

鉱油・燃料・Skydrolまで対応するため、油種が混在する現場でも使い回せる。台数を増やさずに済むためコスト効率が良い。

計測方式 光遮蔽法
検出粒子径範囲 -
1回の計測液量 -
計測可能周囲温度 -
外形寸法 高さ:277mm/長さ:240mm/幅:158mm
重量 8kg
原因分析
不良原因や摩耗の種類まで
突き止めたいなら
LaserNet 200(Spectro Scientific)
Spectro Scientific公式サイト
※画像引用元:Spectro Scientific公式サイト(https://www.spectrosci.com/product/lasernet-200-series)
4µm級まで検出し、
品質判断の見落としを防ぐ

4µm級の微小粒子まで安定して検出できるため、評価データの精度が上がり、品質保証の確度が高まる。

粒子の形まで見え
原因特定が早い

粒子を画像で取り込み、形状から摩擦・切削・疲労などの摩耗の種類を自動分類。発生メカニズムを特定し、再発防止の根拠づくりがしやすい。

監査対応の証跡をまとめて出力

清浄度コード(ISO/NAS)、粒子画像、形状分類の結果をレポートで出力。必要な証跡がそろった状態で提出できるため、監査や顧客説明の準備が短縮される。

計測方式 直接イメージング(CCDカメラ+レーザー照射)
検出粒子径範囲 4µm~100µm
1回の計測液量 数mL
計測可能周囲温度 -
外形寸法 -
重量 -
用途別オイルパーティクルカウンタ おすすめ3選
用途別
オイルパーティクルカウンタ
おすすめ3選